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データバックアップの種類とは?フル・増分・差分など方式別の特徴を解説

データバックアップの種類とは?フル・増分・差分など方式別の特徴を解説

データ保護には、さまざまなバックアップ方法があります。フルバックアップや増分バックアップ、差分バックアップなど方式ごとにデータの保存量や復旧のスピードは異なります。

この記事では、4種類のバックアップ方法について、特徴や違いをわかりやすく解説します。関連製品の一括資料請求(無料)もできるので、ぜひご利用ください。

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目次

    バックアップとは

    バックアップとは、業務で使用するデータを複製し別で保管することです。災害やウイルス感染、機器の故障などで重要なデータが失われても、バックアップがあれば復旧可能です。さらに、情報漏えいや改ざんが発生した際の証拠にもなり、トラブルの解決や原因究明に役立ちます。

    バックアップの対象

    バックアップの対象範囲を基準にすると、以下のとおりに分類されます。

    ■システムバックアップ
    利用しているシステムをもう1台構成してバックアップを取る方式。OS・アプリケーション・設定情報などシステムを構成するすべての要素が対象。
    ■データバックアップ
    データのみを複製する方法。ファイル・フォルダ・データベースなど必要なデータのみ対象。

    以下の記事では、さまざまなバックアップ方式に対応している製品を比較紹介しています。あわせてご覧ください。

    関連記事 データバックアップサービス比較11選!タイプ別の選び方も解説

    バックアップの種類

    バックアップには、以下4種類の方法があります。

    • ●フルバックアップ(データすべてをまるごとバックアップ)
    • ●増分バックアップ(前回のバックアップより増えた分をコピー)
    • ●差分バックアップ( 前回のフルバックアップ以降に変更されたデータのみをコピー)
    • ●永久増分バックアップ(最初にフルバックアップ・その後は変更されたデータのみコピー)
    バックアップの種類

    以下で詳しく解説します。

    フルバックアップ

    フルバックアップとは、指定した時点の全データを複製して保管する方法です。通常、初回に行うバックアップはフルバックアップが採用されます。初回は、データ量が少ないためバックアップの処理時間も比較的短くなります。

    ただし、定期的にフルバックアップを実施すると、都度保存するデータ量が増大し、処理時間が長くなる傾向にあります。比較的効率が悪いバックアップ方法のため、フルバックアップ単体での運用は一般的ではありません。

    増分バックアップ

    増分バックアップは、前回のバックアップ以降に追加または変更されたデータのみを保存する方法です。フルバックアップよりも保存する容量が小さいため、短時間でバックアップが完了します。実際に増えたデータ分だけを保存するので、無駄がなく効率的な方法です。

    しかし、特定の段階でバックアップデータが破損していると、それ以降のデータ復元が困難になるリスクがあります。また、データ量が蓄積されていくにつれて復旧に時間がかかるため注意が必要です。

    差分バックアップ

    差分バックアップは、前回のフルバックアップデータと比較し、変更になった部分を保存します。この差分バックアップを活用すれば、復元したい時点を選択して、作業を元の状態に戻せます。また、復元スピードが速い点もメリットです。

    しかし、差分データを個別に保存するため、データ量が増加しやすく、大容量の保存領域が必要になります。ただし、増分バックアップと異なり、差分バックアップは別々で保存されるため、一部のデータが破損しても問題ありません。データの量が多くなりやすいので、定期的に整理することが大切です。

    永久増分バックアップ

    永久増分バックアップとは、最初に一度だけフルバックアップを行い、その後は変更されたデータのみをバックアップし続ける方式です。この手法では、バックアップ対象が少なくなることでストレージ容量を節約でき、バックアップにかかる時間も短縮されます。また、任意の時点に復元できる柔軟性も備えています。

    一方で復元時には、すべての増分バックアップファイルを順に適用する必要があるため、フルバックアップと比較して処理に時間がかかる場合があります。また、バックアップファイルが増え続けるため、定期的な整理や管理が求められます。

    ITトレンドではさまざまなバックアップ方式に対応可能なデータバックアップサービスを取り扱っています。以下のボタンから製品の資料請求(無料)も可能なため、社内検討時の資料としてご活用ください

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    バックアップ方式(フル・増分・差分・永久増分)の違い

    ここでは、各バックアップ方式の違いを以下の表にまとめました。

    バックアップ方式
    特徴メリットデメリット
    フルバックアップシステム全体のデータをまるごとコピー復元が簡単ストレージ容量を多く消費、バックアップ時間が長い
    増分ックアップ前回のバックアップからの変更部分をバックアップストレージ容量を節約、バックアップ時間が短いデータの破損があるとそれ以降の復元が困難になる
    差分バックアップ前回のフルバックアップからの変更部分をバックアップフルバックアップからの復元が比較的早い増分バックアップよりも復元時間がかかる、バックアップファイルが大きくなる
    永久増分バックアップ初回のみフルバックアップ、以降は変更部分を常にバックアップストレージ容量を大幅に節約、柔軟な復元バックアップファイルが増え続ける、復元時間が長くなることも

    おすすめのバックアップ製品は、以下の記事で紹介しています。法人・個人・無料製品などさまざまなタイプに分類して紹介しているので、参考にしてください。

    関連記事 【比較表】おすすめのバックアップソフト11選!個人・法人規模別に紹介

    まとめ

    バックアップには、「フルバックアップ」「増分バックアップ」「差分バックアップ」「永久増分バックアップ」の4種類があります。フルバックアップは全データを保存するため簡単に復元できますが、容量と時間がかかります。一方、増分・差分バックアップは効率的ですが、復元に時間がかかる場合があります。

    自社に最適なバックアップ製品を選ぶためには、製品比較が重要です。ITトレンドでは、多彩なバックアップ製品を取り扱っているので、さっそく資料を取り寄せてみましょう

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